【ガイドラインについて】~前編~ なぜ、ロゴには様々なガイドラインが必要なのか?
ガイドライン 2023.02.21
ロゴは会社や企業・ブランドの顔です。
そのロゴには、ブランディングに欠かせない “ロゴのガイドライン”というものが存在します。
それは、ロゴを正しく使用するための方針軸となるものです。
このガイドライン作成がいかに重要か。
ガイドラインに関する情報を2回にわけて解説したいと思います。
1回目の今回は、ガイドラインがどれほど重要か、事例とともにご紹介します。
■目次
ガイドラインの重要性
ロゴにガイドラインはなぜ必要?
ロゴのガイドラインとは、言葉の通りロゴを使用する際の指標を示すものです。
現在ロゴはあらゆるところで使用されています。看板、チラシ、パッケージ、webサイトや広告バナーetc…。
社名や会社のロゴであれば、各社員の名刺にも登場します。
様々なツールで使用される際、誤ったサイズやカラーなど、本来のロゴではない表現をされるのを未然に防ぐことがガイドライン作成の目的と言えます。
多くの人の手に渡り、たくさんの人の目に触れるロゴだからこそ。その一貫性を守る上でロゴのガイドラインは欠かせないものなのです。
ガイドラインがないとどうなる?
ではガイドラインを作成しておかないとどういった事態が起こるでしょうか?
そのロゴを制作したデザイナーならある程度の一貫性を保てるかもしれません。
しかし、用途が増せば増すほど、様々なツールに変換する際、ロゴが正しく使われているかをチェックする必要がでてきます。
例えば、
・あるツールではぼやけてしまうから白や黒で縁をつけてしまう。
・商品や使用するツールが小さいので見えないくらい小さなサイズにされてしまう。
・使用するスペースの都合で少し比率を変えてしまう。
このようにロゴに手を加えられてしまっては一貫性が保たれません。
ガイドラインがあれば、最低限こういった不正な使用を制限することができるのです。
何より、ロゴがその時々で変わってしまっては真贋がわからなくなり、ブランドの信用や浸透の妨げになります。
ブランディング戦略を立てるうえでもしっかりとしたガイドライン作成が必要です。
ロゴガイドラインの内容~LINEの場合~
それでは、ロゴのガイドラインがどのようなものかを、「LINE公式アカウント」 が公表しているガイドラインに沿ってご紹介しましょう。
なお、LINEのアイコンにはまた別のガイドラインが存在します。今回は、テキストスタイルのロゴを参照とします。
基本形・余白・最小形の規定
こちらが、「LINE公式アカウント」の基本形です。
ここでは、主に、余白の規定や、枠組み、最小サイズの指定がされています。
余白とは、視認性と独立性を確保するためのアイソレーション(不可侵領域)のことです。
アイソレーション内に他の要素を加えることを禁止しています。
また、最小サイズは、これ以上小さいと十分な可読性が確保できないため禁止されています。
レギュレーション(使用方法)の規定
これらはロゴ使用時の加工禁止事項です。
正しく使用されていない事例をあげています。
変形させたり、斜めにしたり、色を変えたり、縁をつけたりetc…
これらのように誤った使い方をされるとブランドの一貫性・統一性が失われるため、とても重要なポイントになります。
カラーの指定
ロゴで使用される際の色の規定が示されています。
ロゴの色はブランドカラーであるため、こちらも遵守することが求められます。
表示するツールによって色味が変わらないよう、CMYK、RGBなどカラーコードでそれぞれの色を数値化して指定しています。
LINEの場合は、こちらの3種類が表示されていますが、基本的にはBlackの使用を推奨しています。
バックカラーの推奨
背景色に対してどのようにロゴを表示すべきかの規定です。
ロゴと背景色の明度を明確にすること。
そのうえで、視認性を確保するため、色の使い方のパターンを指定しています。
LINEの場合、白背景にBlackのロゴ使用を推奨し、規定にない背景カラーにはWhiteのロゴ使用を推奨しています。
背景の規定
背景についての推奨も規定されています。
こちらも、主に視認性を確保するためのものです。
良い例、悪い例が示されどのような背景で表示されるべきかを示したものです。
ロゴが背景色に埋もれてしまってよく見えない、わからない。
あるいは背景に対してロゴが見えづらいといったトラブルを防ぐものです。
LINEでも、悪い例での使用を禁止しています。
まとめ
今回はロゴのガイドラインについて、なぜ必要なのか、「LINE公式アカウント」の事例をもとに詳細にお伝えしました。
ロゴに一貫性をもたせること、統一感を確保することは、会社や企業のブランド価値や信頼を守ることに直結します。
ロゴが持つブランドイメージ・自社の価値を守るためにもガイドラインの作成は大変重要であることがお分かりいただけたと思います。
次回は、ガイドラインを遵守しなかった場合どうなるのか。
違反した場合の処置などについてご紹介する予定です。
【ガイドラインについて】〜後編〜 知っておきたい違反にあたるロゴの使い方や、違反した場合の処置について は、こちらから!
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参考文献
【[STLOG]【なぜ必要?】ロゴガイドラインを作る理由と事例をご紹介!】
【[LINE for Business] 「LINE公式アカウント」のロゴ・アイコンガイドライン】