これからロゴデザイナーを目指すあなたへ!勉強の進め方とおすすめ書籍をご紹介〜その1
コラム 2022.05.17
これからロゴデザイナーを目指そうと考えている方の中には、独学でロゴデザイナーを目指そうとしている方は少なくないかと思います。
ですが、独学となると、何をどこから始めれば良いのかがイマイチ分かりませんよね。
そんな方の為に、今回は「どのようことを勉強すれば良いのか」と併せて「おすすめの書籍」を2回に渡ってご紹介します。
ぜひ、ロゴデザインを勉強する際の参考にしてみてください。
ロゴデザインの勉強とおすすめの書籍
独学で何かを学ぼうとする際、ネットで調べる方法もありますが、情報がまとまっている“書籍”を参考にしようとする方も多いかと思います。
ですが、世の中には様々な書籍が溢れているので、『本で勉強するにしても、何から読めば良いのか分からない…』と、勉強を始める“前”につまづいてしまう方もいるでしょう。
そこで、全くのゼロの状態からロゴデザインを学ぶことを想定して、どのような順番で勉強を進めると良いのか、また、そのステップでのおすすめ書籍をご紹介していきたいと思います。
STEP1−Illustratorを学ぼう!
これからロゴデザインの勉強を始める方の中には、ロゴ作成の為のツール“グラフィックソフト”から勉強しなければいけない方もいるでしょう。
ロゴ作成で使われるグラフィックソフトで有名なものとして、グラフィックデザインソフト 「Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)」と、画像編集&デザインソフト 「Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ)」があります。
ただ、「Photoshop」より「Illustrator」の方がよりロゴ作成に向いているソフトな為、まずは「Illustrator」を学ぶことをおすすめします。
「Illustrator」はロゴデザインに限らず、グラフィックデザイン全般で使われるツールです。ですので、「Illustrator」をマスターすれば、ロゴデザイナーだけでなく、その他のデザイナーを目指すことも可能となります。
※「Illustrator」と「Photoshop」に関しては、記事【ロゴ作成に役立つツールとは?ツールの特徴も解説します!】で詳しくご紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
★おすすめ書籍
<デザインの学校 これからはじめる Illustratorの本>
ロクナナワークショップ(著)
画像引用元:技術評論社 | 書籍案内
こちらの本は、コンテンツごとに目的(「円を描いてみよう」など)があり、操作手順が図解と共に細かく掲載されているなど、“初めてIllustratorを触る人向け”の内容となっています。
非常に分かりやすく読みやすい作りになっていますが、“Illustratorの最も基本的な部分を学ぶ本”となっている為、この本だけでIllustratorがマスターできる訳ではありません。
『Illustratorがマスターできないと、ロゴが作れないのでは…?』と思われるかもしれませんが、最初からIllustratorがマスターできるまで勉強する必要はありません。
Illustratorは機能が豊富なので、使いこなせるようになると、作れるロゴデザインのバリエーションが広がるのは間違いありません。
ですが、まずはこの本で一通りIllustratorでどのようなことができるのか、また、どのようなものが作れるのかを知ることからのスタートで大丈夫です。
Illustratorの操作に慣れてから、徐々にIllustratorの機能の知識を増やしていきましょう。
STEP2−フォントについて学ぼう!
さて、「ロゴ」とひとことで言っても、実は“2つの要素”によって構成されていることはご存知でしょうか?
その“2つの要素”というのが、「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」です。
Illustratorが使えるようになれば、思い描いた図案が自由に作れるようになります。
ですが、それはロゴの「シンボルマーク」の部分。
ロゴを作る為には、「ロゴタイプ」の部分も自由に作れるようにならなくてはいけません。
「ロゴタイプ」の部分を作る際に必要になるのが、“フォント”に関する知識です。
ポスターやチラシ・看板など、普段何気なく目にしているフォントですが、実はその形(フォントの種類)によって、見る人に様々な印象を与えています。
そしてロゴに使われているフォントも、“ロゴをどのような印象に見せたいか”を元に選ばれています。
例えば、「おしゃれなロゴ」に見せたければ「おしゃれな印象を与えるフォント」を、「ポップなロゴ」に見せたければ「ポップな印象を与えるフォント」といった具合です。
その為ロゴデザイナーは、作ろうとしているロゴに最適なフォントを選ぶ為の知識が必要となるのです。
※フォントが与える印象の違いについては、記事【ロゴの印象が変わる!フォントの種類と選び方の基本】でも解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
フォントは非常に多くの種類があるので全てを把握する必要はありませんが、どのようなロゴデザインの時にどのようなフォントを選べば良いか、大まかにでも知っておきましょう。
★おすすめ書籍
ほんとに、フォント。フォントを活かしたデザインレイアウトの本>
ingectar-e(著)
画像引用元:ソシム | 書籍 本
こちらの本には、様々なポスターやチラシなどの1つのデザインに対して、「NGフォント」と「OKフォント」を使った作例がそれぞれ掲載されています。
ポスターやチラシが同じデザインなのに、フォントを変えるだけでガラリとイメージや印象が変わることが分かりやすく解説されているので、「フォントの選び方のどこがNGなのか」や「どのようにフォントを選べば表現したいイメージに近づけられるのか」といったことが学べます。
また、フォントに関する基礎知識に関する記載もありますので、フォントについて全く知識の無い人にも優しい内容となっています。
次回も引き続き、ロゴデザインの勉強の進め方とおすすめの書籍をご紹介していきます。