コンペ形式でロゴを作るのは難しい!?② 〜メリット・デメリットをご紹介〜
コラム 2022.04.12
前回の記事では、「コンペを開催してロゴを選ぶ」方法などについて解説しました。
今回は、「コンペを開催してロゴを選ぶ」と、どのようなメリット・デメリットが発生するのかについて解説していきます。
■目次
「コンペを開催してロゴを選ぶ」メリット
ロゴ作成費を抑えられる
「コンペを開催してロゴを選ぶ」方法で、メリットとしてまず最初に挙げられるのは“ロゴ作成費を抑えられる”ことでしょう。
「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」に依頼すると、かなり高額な費用が発生する場合が多いのですが、コンペ形式であれば、ロゴの依頼主の予算に応じたロゴ作成費(報酬金額)を設定できます。
多くのデザイン案の中から選べる
「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」に依頼する場合、費用に応じてロゴデザインの提案数が限られている場合がほとんどです。しかも、基本料金では提案数が少なく、『たくさんの提案を見たい!』となると、ほとんどの場合は追加費用が発生します。
ですがコンペの場合は、“費用に応じた提案数”といった制限は無く、デザイナーが自由にコンペに参加するので、「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」に依頼する場合に比べて多くのロゴデザインが集まる可能性があります。
多くのデザイン案が集まれば、より依頼主の希望に沿ったデザインが提案される可能性が高まることにもなります。
「コンペを開催してロゴを選ぶ」デメリット
希望通りのロゴデザインが提案されるとは限らない
ロゴの依頼主が“どのようなロゴを作ってほしいのか”といったことを「募集要項」で明確にしておかないと、コンペを開催しても気に入るロゴが提案されない可能性があります。
なぜなら、ロゴの依頼主が示した「募集要項」の内容が曖昧だと、コンペに参加するデザイナーは“依頼主がどのようなロゴデザインを希望しているのか”をしっかりと掴むことができないからです。
そして、コンペに参加するデザイナーは依頼主の希望が曖昧なままロゴを作ることになるので、依頼主にとって『何か、思っていたのと違うんだけどな…』といったロゴばかりが提案されてしまうのです。
「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」に依頼する場合は、ロゴデザインに関する打ち合わせ(直接会ったり、電話やメールなど)があるので、ロゴの依頼主と「個人デザイナー」または「ロゴ制作会社」との間で“希望するロゴデザインの擦り合わせ”ができます。
その為、『何か違うなぁ…』といったロゴデザインが提案されることはあまりありません。
ですがコンペでは、依頼主と参加デザイナーとの間で“希望するロゴデザインの擦り合わせ”ができないのです。
そうは言っても、ロゴを依頼する側も最初からはっきりとしたロゴデザインのイメージがあるとは限りませんよね。特に、『何か少しでもデザイン提案を見たら、デザインの方向性が決められる』といった方は多いのではないでしょうか。
そういった方には、「コンペを開催してロゴを選ぶ」方法はあまりおすすめできません。
基本的には修正ができない
「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」に依頼する場合、費用に応じて修正回数が決まっていることはありますが、修正対応は可能です。
単なる修正(パーツを少し動かしたり、色を変えたり)だけでなく、1回目の提案でいくつか出たデザイン案の中からひとつ選んで、そこから別のバリエーションを作ってもらうといった対応もしてもらえる場合もあるので、より細かなデザインの希望が叶えられるのが「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」です。
しかし、コンペの場合は基本的には修正はできません。
わずかな修正であれば対応可能な場合もありますが、応募されたデザインから決定したものは、それが“最終デザイン”になります。
つまり、場合によっては『もう少し、ここをこうしたいのになぁ…』といった希望が叶わないままロゴが完成することになるのです。
デザインのクオリティは保証されない
「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」の場合は、一定レベル以上のデザイナーがロゴデザインしてくれるので、クオリティに問題はありません。
ですが、コンペに参加するのは、プロのデザイナーばかりではありません。デザイナー初心者で、これから実績を積んでいきたい人も多く参加します。
つまり、コンペではロゴデザインのクオリティは保証されないのです。
せっかくコンペを開催してたくさんのデザイン案が提案されても、気に入ったり納得できるものが無い…なんてことも、実は珍しくはありません。
応募作品が集まらない可能性がある
コンペと言うと、何となく“たくさんの応募作品が集まる”といったイメージがあるかもしれませんが、実は、思っていたより応募が集まらない場合もあります。
その理由のひとつが、“報酬金額”です。
「メリット」の項目で“ロゴ作成費を抑えられる”と述べましたが、設定する金額が低すぎるとデザイナー側が『このコンペに参加しよう!』と思いません。
つまり、“ロゴ作成費を抑えられる”というメリットは、デメリットにもなり得るのです。
また、応募開始から締め切りまでの期間が短い場合も、応募が集まらない理由になります。
コンペによく参加しているデザイナーであれば開催情報を細かくチェックしていることもありますが、そんなデザイナーばかりではありません。
その為、コンペの開催期間が短いとコンペが開催されていることに気づく人が少なくなり、自ずと参加者も少なくなってしまうのです。
「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」の場合は、費用に応じて必ず一定数のロゴデザインが提案されますが、コンペの場合は実際に開催してみないとどれくらいの応募が集まるのか分からないのです。
ある程度の制作期間が必要
コンペを開催する際に必要な時間は、“応募作品が集まらない理由”のひとつで述べた「コンペの開催期間」だけではありません。
応募作品の中から、「ロゴを選ぶ時間」も必要になります。
つまり、「コンペを開催してロゴを選ぶ」方法は、“急ぎ”でロゴを作成することはできないのです。
例えば、お店のオープンに合わせてロゴを作ることになったとします。少なくとも、お店の看板にはロゴが必要になりますよね。
お店のオープン日から看板の納期を逆算して、看板の発注日を算出。看板の発注日までにロゴを決定すればOKですが、もし看板の発注まで1週間を切っていたら…コンペを開催してロゴを選んでいる時間なんてありませんよね。
「コンペを開催してロゴを選ぶ」方法を選ぶ場合は、“ロゴが必要になるまでに時間のゆとりがあるか”といった点を確認しておく必要があります。
ちなみに、「個人デザイナー」や「ロゴ制作会社」の場合は、追加料金が発生しますが“急ぎ”でロゴ作成に応じてもらえます。
以上のように、「コンペを開催してロゴを選ぶ」方法には、様々なメリット・デメリットがあります。
『やっぱり、コンペでロゴを選ぶ方法は難しそうだな…。とは言え、個人デザイナーやロゴ制作会社に依頼するにも予算が足りないな…。』
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