音によるブランディング「サウンドロゴ」の実例紹介!

コラム 2021.08.31

前回の記事では、「サウンドロゴ」のメリットや、「サウンドロゴ」を作成する会社やお店、ブランド等が増えている背景についてご紹介しました。

 

今回は、実際に使われている「サウンドロゴ」をいくつかご紹介します。

ぜひ、「サウンドロゴ」を作成する際の参考にしてみてください。

 

 

 

「サウンドロゴ」実例

「サウンドロゴ」には、音楽や音と共に人の声で企業名・ブランド名、キャッチコピーなどを入れているものや、音または曲のみのものなど、様々なパターンがあります。

ここでは、前回の記事で触れた商標登録された音(音商標)の中から、「サウンドロゴ」をいくつかご紹介します。

 

 

名称が入った「サウンドロゴ」の実例

サウンドロゴのイメージ1

 

ローム株式会社

ローム株式会社サウンドロゴ

引用元:特許情報プラットフォームJ-PlatPat | ローム株式会社 音商標 登録・出願情報

 

京都府に本社を置く、電子部品メーカーの「ローム株式会社」です。

「和音」によって奥行きのある華やかな雰囲気を、そして「半音」によって未来的な雰囲気を醸し出していて、「電子部品」を扱う企業らしく“最先端技術”をイメージさせる音です。

シンプルで短いですが、とても耳に残る「サウンドロゴ」ですね。

 

 

 

エステー株式会社

エステー株式会社サウンドロゴ

引用元:特許情報プラットフォームJ-PlatPat | エステー株式会社 音商標 登録・出願情報

 

記事【アニメーションの参考に!「モーションロゴ」実例】でもご紹介しました、ひよこのシンボルマークが印象的な「エステー株式会社」です。

ひよこの“ぴよぴよ”という鳴き声が含まれた「サウンドロゴ」になっているので、「ひよこ=エステー」の印象が強く残りますね。

 

「シンボルマークがひよこだからひよこの鳴き声を入れるというのは、安直ではないだろうか…?」と思われるかもしれませんが、決してそんな事はありません。

 

例えばテレビCMを見て「エステー」の商品を求めて店舗に行った際、社名や商品の詳しい名称を忘れてしまっても、“ひよこの会社”という事は「サウンドロゴ」の印象から覚えている可能性が高いでしょう。

そうすると、“ひよこ”をヒントに商品を探す事が出来るので、うっかり「他社の類似商品」を購入してしまう可能性が下がります。

 

一見安直な「サウンドロゴ」のように感じるかもしれませんが、視覚的なロゴと聴覚的なロゴのイメージを合わせる事は、同業他社がいる場合は特に重要となってきます。

 

 

 

株式会社ファミリーマート

株式会社ファミリーマートサウンドロゴ

引用元:特許情報プラットフォームJ-PlatPat | 株式会社ファミリーマート 音商標 登録・出願情報

 

「ファミマ」の略称で知られている、コンビニエンスストアの「ファミリーマート」の「サウンドロゴ」です。

コーポレートメッセージである「あなたと、コンビに、ファミリーマート」が、軽快なリズムと共に優しい雰囲気の女性の声で入っていて、気軽に立ち寄りたくなるコンビニのイメージが湧いてきますね。

 

こちらの「サウンドロゴ」は、2017年9月29日に特許庁に登録されたのですが、“コンビニエンスストア業界初”の事例だそうです。

参照記事:コンビニエンスストア業界初!「あなたと、コンビに、ファミリーマート」が「音商標」として特許庁に登録

 

 

 

電子マネー WAON[ワオン]

WAONサウンドロゴ

引用元:特許情報プラットフォームJ-PlatPat | イオン株式会社 音商標 登録・出願情報

 

こちらの「サウンドロゴ」は、イオンテールが発行するICカード型前払い式電子マネー「WAON(ワオン)」の決済音で、「WAON」のマスコットキャラクター「ハッピーワオン」の鳴き声をイメージしたものになっています。

『ワオン』という犬の鳴き声はとても可愛くてほっこりするので、この決済音に好感※を持っている人は多いのではないでしょうか?

※2019年、「バイドゥ株式会社」が提供する日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」が、アプリ上で10代女子のSimejiユーザーに「好きな電子決済音」のアンケートを行った結果、ランキング1位が「WAON」でした。

参照記事:Simejiランキング 10代女子4,100人が選んだ 「好きな電子決済音」ランキング発表! 第1位は「WAON」!

 

決済時に一瞬しか流れない音ではありますが、短い「サウンドロゴ」でも十分ブランディングを図る事ができる好例です。

 

 

 

音だけの「サウンドロゴ」の実例

サウンドロゴイメージ2

 

インテル・コーポレーション

インテルサウンドロゴ

引用元:特許情報プラットフォームJ-PlatPat | インテル・コーポレーション 音商標 登録・出願情報

 

アメリカに本社を置く半導体素子メーカーの「インテル・コーポレーション」です。

前半の広がりを感じる音から後半のテンポの良い音への流れが、シャープでクールな雰囲気を醸し出しています。「ローム」とはまた違った、未来感のある「サウンドロゴ」ですね。

 

 

 

電子マネー 楽天Edy[ラクテンエディ]

楽天Edyサウンドロゴ

引用元:特許情報プラットフォームJ-PlatPat | 楽天グループ株式会社 音商標 登録・出願情報

 

楽天Edy株式会社が運営するプリペイド型電子マネー「楽天Edy」の決済音です。「WAON」と違って、こちらは“電子マネーっぽさ”を感じる「サウンドロゴ」ですね。

フェードアウトしていく電子音は、手元からお金が離れていく様子を表しているように感じるので、現金のやりとりが無くても“支払いをしている”ような感覚になります。

 

 

 

大幸薬品株式会社

大幸薬品サウンドロゴ

引用元:特許情報プラットフォームJ-PlatPat | 大幸薬品株式会社 音商標 登録・出願情報

 

“ラッパのマークの正露丸”のフレーズでお馴染みの「大幸薬品株式会社です。

「正露丸」のテレビCMで使われている“ラッパのメロディ”が、「サウンドロゴ」となっています。

この“ラッパのメロディ”は兵士に食事の時間を知らせる為のもので、マークに描かれているラッパ自体も演奏用ではなく、信号を伝える為に使われていたものだそうです。※

※大幸薬品 「ラッパのマーク」の歴史より

 

ちなみに「正露丸」は「大幸薬品」の登録商標なのですが、“普通名称化※”していて、「大幸薬品」以外からも販売されています。

※需要者の間で一般名称化する現象。「魔法瓶」や「エスカレーター」など。

 

ですので、ユーザーが“同業他社の正露丸”と混同してしまわない為にも「正露丸=大幸薬品」という事を強く印象づけさせる必要がありました。

「エステー」のひよこと同じように「大幸薬品」も、シンボルマークであるラッパの音を使う事で、「正露丸=大幸薬品」という印象を強めています。

 

 

 

こんな「サウンドロゴ」もあります!

株式会社ノーリツ “お湯はり完了メロディー”

ノーリツサウンドロゴ

引用元:特許情報プラットフォームJ-PlatPat | 株式会社ノーリツ 音商標 登録・出願情報

 

ここまでご紹介したものは、企業やブランドの名称がそのまま入っているものや、商品やサービスのイメージに合わせて作られた「サウンドロゴ」でした。

一方こちらは、メロディーと『お風呂が沸きました』の声によって給湯器のお湯はり完了を知らせる「サウンドロゴ」で、ブランディングというより“お知らせ”を目的として作られたものです。

ご家庭の給湯設備によっては、この「サウンドロゴ」に親しみを感じる人がいるのではないでしょうか。

 

ちなみに「ノーリツ」は、1997年に業界で初めて“お湯はり完了メロディー”を搭載した給湯器のリモコンを販売した企業です。

“お湯はり完了メロディー”を搭載した給湯器のリモコンは、目の不自由な方がお風呂を沸かす際に感じる不便さを解消する為、“音によって沸き上がりを知らせる”というアイデアから生まれた製品との事。

参照記事:クラシック音楽を含む音声で初めて、音商標に登録 「お風呂が沸きました」でおなじみの “お湯はり完了メロディー”

 

「ノーリツ」は、音によってブランドイメージを高めようとしたのではなく、“ユーザーにとって、より使いやすいものを求めて音を活用”した結果、ブランドイメージが高まったケースですね。

 

 

「サウンドロゴ」は企業広告だけではなく、私たちの生活の様々なところでも使われています。

全く意識していなくても自然と耳に入ってくる「サウンドロゴ」は、視野に入れて初めて認識する通常のロゴ(図案)に比べ、ユーザーやターゲットとの接触が多くなります。

 

生活の身近なところにあって記憶に残りやすい「サウンドロゴ」だからこそ、「音」がユーザーやターゲットにどのような印象やイメージを与えるのか、よく考えて作成する必要があります。

 

 

「サウンドロゴ」の前に、まずは通常のロゴ(図案)を作りたいな…

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