ロゴデザインに「シンボルマーク」があった方が良いケースとは?

コラム 2021.04.27

前回の記事では、ロゴ作成の際に多くの方が悩む“「シンボルマーク」は必要か不要か”について解説しました。

 

今回は、どのようなケースで「シンボルマーク」があった方が良いのかについて、詳しく解説していきます。

 

ロゴ作成サービス【ココロゴ】では、「シンボルマーク」あり・無しのロゴを分かりやすく区別する為に、下記のように表現しています。

 

・シンボルマーク+ロゴタイプ=図形ロゴ
・ロゴタイプのみ=文字ロゴ

図形ロゴと文字ロゴの図解

 

本記事ではロゴの違いを分かりやすくする為に、ここからは“シンボルマーク+ロゴタイプ”のものを「図形ロゴ」、“ロゴタイプのみ”のものを「文字ロゴ」と記述します。

 

 

 

 

 

「シンボルマーク」があった方が良いケース

シンボルマークありを選ぶイメージ

前回の記事でもご紹介しましたが、ロゴデザインにおいて「シンボルマーク」は、必ず作らなければいけないものではありません。

「図形ロゴ」と「文字ロゴ」それぞれにメリット・デメリットがあるので、「どちらのメリットを採用したいのか」で「図形ロゴ」にするか「文字ロゴ」にするかを決めるのも良いでしょう。

 

そうは言っても、後になって「やっぱり図形ロゴにしておけば良かった…」や、「文字ロゴで十分だったかも…」と、後悔してしまう事もあるかもしれません。

 

実は、“これが絶対”という訳ではありませんが、「シンボルマーク」があった方が良いケースを判断する“目安”がいくつかあります。

「図形ロゴ」と「文字ロゴ」で迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

車に乗った状態から視認しやすくしたい

車内から外を見ているイメージ

コンビニエンスストアや飲食チェーン店、ガソリンスタンドやショッピングモールなど、車で向かったり、車で移動中に探す事があるお店などの場合は、「図形ロゴ」の方が良いでしょう。

 

車での移動はスピードが速いので、瞬時にお店の看板を視認できなければ通り過ぎてしまいます。また、ある程度遠くから看板を視認できる事も必要です。

 

「図形ロゴ」と「文字ロゴ」を比較した場合、「図形ロゴ」は「シンボルマーク」だけを看板にできるので、ある程度遠くから、瞬時に“目印”を視認する事ができます。

 

一方「文字ロゴ」の場合は、「シンボルマーク」だけの看板に比べて視認性が落ちる為、「図形ロゴ」と比べて距離が近くならないと視認するのが難しいでしょう。

 

 

店名や社名・ブランド名が長い

店名や社名・ブランド名などの名前が長いと、名前を覚えるのが難しいですよね。

 

前回の記事では、“「文字ロゴ」の方が「図形ロゴ」に比べて名前を覚えてもらいやすい”と解説したので、長い(覚えにくい)名前を覚えてもらう為には「文字ロゴ」の方が良い…と思われるかもしれませんが、“名前が長い”場合は話が変わってきます。

 

脳は「文字よりも絵(図形)の方が記憶に残りやすい」という性質がある事は、前回の記事や、記事【ブランディングに欠かせない、ロゴの役割と効果とは?】でもご紹介しました。

 

「文字ロゴ」は、文字でありながら図形の要素(デザインされた文字)を含んでいる為に記憶に残りやすい特徴を持つのですが、長い名前を「文字ロゴ」にした場合、記憶に残りやすいのは“名前”ではなく「ロゴタイプ」の“デザイン”の方なのです。

 

“長い名前”の実例として、「UNITED ARROWS green label relaxing(ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング)」を例に解説してみましょう。

 

長い名前のロゴイメージ

 

参考画像引用元:UNITED ARROWSLTD. ONLINE STORE | green label relaxing

 

「フォント」で表記されたものに比べれば、「文字ロゴ」でも印象に残るかと思います。

しかし、印象に残るのは“細いロゴタイプ”や“丸みのあるフォルム”といった文字のデザインの方で、ブランド名は記憶に残りにくいのではないでしょうか。

 

もし「ロゴタイプ」のデザインだけを覚えたとしても、この手のロゴデザインは他でも似たようなものがあるので、他のブランドと混同してしまう可能性があります。

 

一方「図形ロゴ」は、シンプルな葉っぱの「シンボルマーク」が印象に残りますよね。

ブランド名を全て・正確に記憶できなくても葉っぱの「シンボルマーク」はしっかりと記憶に残るので、ブランドの認知度を上げる手助けをしてくれます。そして、他のブランドとの混同も避けられます。

 

このように、「文字ロゴ」で長い名前を覚えてもらうよりも、まずは「図形ロゴ」でロゴそのものの認知度を上げる方が良いでしょう。

 

 

 

アプリ開発など、ロゴをアイコン的に使いたい

アプリアイコンのイメージ

近年のロゴデザインで重要なポイントとして挙げられるのが、「スマートフォンやタブレットなどで使用する事を想定しているかどうか」というのがあります。

 

今やスマートフォンは人々の生活に欠かせないツールとなっていて、スマートフォン用のアプリも数多く開発されています。

 

そこで必要になるのが、“アプリのアイコンデザイン”です。

 

「図形ロゴ」があれば、「シンボルマーク」をそのままアプリのアイコンに使えますが、「文字ロゴ」の場合は「文字ロゴ」をそのまま使うか、頭文字をひとつ使う事になるでしょう。

 

「文字ロゴ」そのままを使う場合、小さな画面上ではロゴの視認性が低くなってしまいます。

また、頭文字ひとつを使う場合、見慣れたロゴとは違うロゴデザインになってしまうので、アイコンを認識しにくくなる可能性があります。

 

また、「図形ロゴ」であれば、Webサイトを作る時に設定できる「ファビコン」に「シンボルマーク」を使う事もできます。

 

「ファビコン」とは、Webサイトのページを開いた時に「タブ」に表示されるアイコンの事です。

とても小さく表示されるのであまり重要ではないように思われるかもしれませんが、実はWebサイトを作る上で重要な役割を持っています。

 

「ファビコン」はWebサイトの閲覧中だけでなく、「お気に入り」に登録した際にも表示されるので、Webサイトを判別する“目印”になるのです。

 

「文字ロゴ」の場合の「ファビコン」は頭文字ひとつを使うか、その他の象徴的なデザインを使うか(例えば、「任天堂」では「マリオ」をファビコンにしています)になるのですが、アプリアイコン同様に記憶に残りやすい「シンボルマーク」をそのまま使う方が“目印”としての役割を果たしやすいでしょう。

 

ファビコンのイメージ

 

最初にも述べましたが、ここでご紹介した「シンボルマーク」があった方が良いケースというのはあくまで“目安”なので、“絶対”ではありません。

なぜなら、ロゴのデザインを工夫する事によって、「図形ロゴ」・「文字ロゴ」それぞれの持つデメリットを解決できる場合もあるからです。

 

ですので、まずは前回と今回の記事から、“「図形ロゴ」と「文字ロゴ」どちらを作りたいのか”といった方向性を決めるのにお役立てください。

 

 

「記事を読んだけど、やっぱり図形ロゴと文字ロゴ、どちらを作るのか決め切れない…」

悩む男性のイメージ

そんな方にオススメなのが、ロゴ作成サービス【ココロゴ】です。

 

 

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提案のイメージ

 

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