知っておいた方が良い?ロゴデザインのトレンドについて

コラム 2020.11.03

食べ物やキーワード、アイテムなど…世の中の様々なモノには、“トレンド”がありますよね。

 

実はロゴデザインにおいても、トレンドがある事はご存知でしょうか?

 

ロゴは、お店や会社のコンセプトやユーザーへのメッセージ・企業理念などをデザインに落とし込むので、トレンドとは関係なくデザインされているイメージがあるかもしれません。

ですが、新しく発表されたロゴやデザインをリニューアルしたロゴをよく見てみると、トレンドのデザインを取り入れている事例を多く目にします。

 

今回は、ロゴ作成する上で知っておいて損はない、ロゴデザインのトレンドについて解説いたします。

 

 

 

 

 

“ロゴのトレンド”とは?

考えるイメージ

 

実は、“トレンドのデザイン”と言っても、特定のロゴのデザインを指している訳ではありません。

 

ロゴのデザイン要素…例えばグラデーションの使い方や「ロゴタイプ」の傾向など、様々なデザイン要素によって「トレンドのデザインかどうか」と判断されます。

ですので、デザインのジャンルが違うロゴ同士でも、トレンドのデザイン要素が含まれていれば“トレンドのロゴ”という事になります。

トレンドロゴの一例

画像引用元:渋谷109ロゴ | 渋谷109公式ホームページ/コールマンロゴ | コールマン公式ホームページ

 

 

また、ロゴのトレンドは、“毎年、明確に変わる”というものではありません。

これはロゴに限らず、グラフィックやWeb等のデザイン全体においても同じ事が言えるのですが、数年かけて少しずつデザインに変化が起こり、その中で「特に○○年は◆◆の傾向が強まった」といった流行り方をします。

特にロゴの場合、グラフィックやWebデザインに比べて頻繁に変更するものではないので、デザインの変化は緩やかです。

 

では、これから新しくロゴを作ったりロゴデザインのリニューアルを考えている場合、「トレンドのデザインを取り入れるべきかどうか…」と、気になりますよね。

 

結論から言うと、「ある程度はトレンドを取り入れた方が良い」です。

それでは次に、その理由について解説いたします。

 

 

 

 

ロゴもトレンドを意識した方が良いワケとは?

マルの札を挙げる女性

 

ロゴデザインにトレンドを取り入れた方が良い理由として、下記のようなものがあります。

 

  • 提供するサービスや商品などを“新しい”と感じる
  • 人々の目に留まりやすい
  • 「オシャレ・カッコいい」イメージを与える

 

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

 

サービスや商品などを新しく感じる

ロゴはブランディングにおいて、重要な役割を持っています。

※記事【ブランディングに欠かせない、ロゴの役割と効果とは?】で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

 

ロゴは見た目の“雰囲気”によって、ユーザーやターゲットが受け取る印象を大きく左右する事があります。

分かりやすい例として、【ココロゴ】のリニューアル前と後のロゴデザインを比較してみましょう。

ココロゴのロゴ

 

旧ロゴのデザインは、昔よく見かけたデザインに感じるかと思います。

ロゴが作成された当時はこのデザインでも良かったのですが、時が流れ、デザインに“古さ”が感じられるようになってしまいました。

 

ロゴデザインに古さが感じられると、常に新しいサービスや商品を提供し続けていたとしても、ロゴを見た人に「提供されるサービス・商品“も”、古いのではないか…」といったマイナスの印象を与えてしまいます。

 

すでにお店や会社を知っているユーザーにとっては、ロゴデザインの古さはあまり影響しないかもしれません。しかし、新規の顧客獲得を狙おうとするならば、マイナスの印象を与えないデザイン…“新しさ”を感じさせるトレンドのデザインを取り入れる必要があります。

 

 

人々の目に留まりやすい

ロゴに限った話ではありませんが、トレンドのデザインはこれまでのデザインに比べて洗練されている為、“今までとは違うデザイン”として人々の目に留まりやすい特徴があります。

 

新規オープンのお店や新しく設立した会社などは、これから認知度を上げていかなければいけませんよね。

そこで、「ロゴデザインのトレンドを取り入れる=人々の目に留まりやすくなる」となり、ロゴによる認知度アップの効果が期待できるのです。

 

 

「オシャレ・カッコいい」イメージを与える

先述したように、トレンドのデザインはこれまでのデザインに比べて洗練されている為、「オシャレ・カッコいい」といった印象を持たせる事ができます。

 

ターゲットやユーザーが若年層であったり業種がIT関連の場合は、トレンドに敏感である必要がある為、「オシャレ・カッコいい」といったイメージ作りは重要です。

 

そのイメージ作りに絶大な効果を産むのが、“トレンドのロゴデザイン”です。

ターゲット・ユーザーの年齢層や業種によっては、ロゴにトレンドのデザインを取り入れる事は非常に有効的なのです。

 

 

 

 

トレンドロゴにデメリットはある?

デメリットのイメージ

 

“トレンド”というモノに対して、多くの方は「流行った後は廃れてしまう」といったイメージを持っているのではないでしょうか?

 

一般的に、ロゴデザインはあまり頻繁にリニューアルする事は無いので、ロゴのデザインをトレンドに合わせた場合、トレンドが終わった後に「ロゴのデザインが時代遅れにならないかな…」というのが心配になりますよね。

ですが前述したように、ロゴデザインのトレンドは変化の速度が遅い為、トレンドを意識したロゴデザインにしたからと言って「次の年にはもう時代遅れ…」といった心配はありません。

 

ただし、トレンドのロゴデザインを取り入れる際には注意点があります。

それは、ロゴを“トレンドのデザインだけ”にしてしまわない事です。

 

誰もが、ロゴを「オシャレ・カッコいい」デザインにしたいと思うでしょう。しかし、「オシャレ・カッコいい」だけでは、ロゴはブランディングツールとしての役割が果たせません。

ロゴの見た目はもちろん大切ですが、「なぜそのデザインなのか、何を表現しているのか」といった“中身”の無いデザインでは、ロゴによるブランディングはできないのです。

トレンドのデザインは、“中身”をしっかり作り込んだ上での、“最後の味付け”として取り入れるのが良いでしょう。

 

 

次回は、2020年にリニューアルしたロゴを参照しながら、現在どのようなロゴデザインがトレンドなのかをご紹介します。

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