ロゴの制作期間ってどれくらい? 依頼先別にご紹介!〜その1〜
コラム 2020.09.22
ロゴ作成費については、ロゴ作成会社や個人デザイナーなど、どこに依頼するにしても必ずチェックするでしょう。
しかし、「制作期間」は意外と見落としがちではないでしょうか?
「すぐにロゴが欲しかったのに、思っていた以上に時間がかかってしまった…」という事にならない為にも、“どこに依頼すれば、どれくらいの制作期間がかかるのか”を知っておく必要があります。
ロゴ制作期間を知っておく必要があるのはなぜか?
ロゴを依頼すると、どれくらいの期間で作成してもらえると思いますか?
依頼先によってその期間は大きく変わりますが、早くて数日〜1週間ほど、長ければ1ヶ月〜数ヶ月かかる事もあります。
制作期間に「意外と幅がある」と思われたのではないでしょうか?
例えば、新しくお店をオープンする為にロゴを発注しようとします。
ロゴは、お店の看板をはじめ様々な備品に必要になりますよね。そうなると、オープン日から看板の制作期間を逆算して、さらにロゴの制作期間を逆算してから、ロゴを発注しなければいけません。
予想していたロゴの制作期間と違えば、「オープン日に看板が間に合わない!」という事にもなりかねないのです。
ですので、ロゴデザインのリニューアルなどで「差し替える(完成する)タイミングはいつでも良い」という事でなければ、発注先のロゴの制作期間がどれくらいかかるのか、“発注前”にきちんと調べておく必要があるのです。
依頼先によって制作期間が違うワケ
ロゴの制作工程は、おおまかに言うと下記のとおりになります。
- ロゴイメージのヒアリング
- ロゴ案の提出
- ロゴデザインの修正・調整
- ロゴデザイン決定
- ロゴデータの納品
この手順はほとんどの依頼先で同じです。ではなぜ、制作期間に差があるのか…それは、ロゴ制作の“工程数”に差があるからなのです。
工程が1つ増えれば制作期間が長くなってしまうのは、何となく想像がつきますよね。
また、工程数の違いは「ロゴ作成費」にも関わってきます。工程数…つまり、手間が増えれば、当然ロゴ作成費も高くなります。依頼先によってロゴ作成費に違いがあるのも、この点が関係しているからなんですね。
ロゴの制作期間に関わる制作工程も、併せてご紹介していきます。
依頼先別ロゴの平均制作期間と工程
ロゴ作成の主な依頼先は、「ロゴ作成会社」「個人デザイナー」「ロゴコンペサイト」「ロゴ販売サイト」があり、それぞれ制作期間が異なります。
それぞれどれくらいの制作期間と工程の違いがあるのか、“制作期間が長い順”に見ていきましょう。
※ご紹介する制作期間や工程は、あくまで一例です。
ロゴ作成会社
【制作期間】
デザイン会社の中でも、ロゴ専門に受注を行なっている「ロゴ作成会社」。
早ければ1週間前後、長くかかる場合は1ヶ月から数ヶ月かかるところもあります。もし急ぎでロゴが欲しい場合でも、大体の「ロゴ作成会社」では“お急ぎプラン(別料金)”の設定があるので、ある程度の急ぎ案件でも対応してくれます。
「ロゴ作成会社」で制作時間が長くなってしまうのは、下記のような理由があります。
- 工程数が多い
- ロゴデザインにじっくり時間をかける
では、制作工程を見てみましょう。
【制作工程】
- ロゴ作成の依頼受付
- 依頼主へロゴデザインのヒアリング
- ヒアリング内容をデザイナーへ伝達
- デザイナーによるロゴ案(たたき台)の提出
- 社内で確認・デザイナーによる調整
- 依頼主へロゴの提案
- 依頼主による確認・修正依頼
- 修正内容をデザイナーに伝達
- デザイナーによる修正ロゴ提出
- 依頼主による確認 (さらに修正依頼があれば、工程数が増える)
- ロゴデザイン決定
- ロゴデータの納品
「ロゴ作成会社」では、依頼主にヒアリングを行ったり連絡を取り合う「担当者」とロゴを作る「デザイナー」が別々な為、依頼主と担当者の間でのやり取りとは別に、担当者とデザイナーの間で連絡を取り合う時間も必要となります。
また、デザイナーから提案されたロゴがヒアリングの内容に合ったものであるかを検証し、依頼主に提案する前に微調整を加えたりする事もあるので、その分の時間と工程が必要となります。
さらに、ロゴ作成会社のプランによっては、ロゴ作成の為に「市場調査」を行っている場合もあります。
依頼主からの要望をただ“形”にするのではなく、どのような色・形のロゴが良いのか、同業他社のロゴはどうデザインされているのか、作ろうとしているロゴは人々にどのような印象を与えるのか…そういった事を調べた上でロゴ作成をしていくのです。
こういった調査を行うとなると、ロゴ制作に「1ヶ月〜数ヶ月かかる」となるのも納得できますね。
個人デザイナー
【制作期間】
「個人デザイナー」の場合、早くて数日、長くても2週間ほどでロゴ作成が可能でしょう。
「ロゴ作成会社」と違って制作期間が短くなるのは、依頼主とデザイナーが直接やり取りできるからです。間に担当者を挾まない分、時間のロスが少なくなり、制作の進行がスピーディなのです。
【制作工程】
- ロゴ作成の依頼受付
- 依頼主へロゴデザインのヒアリング
- 依頼主へロゴの提案
- 依頼主による確認・修正依頼
- 修正ロゴ提出
- 依頼主による確認 (さらに修正依頼があれば、工程数が増える)
- ロゴデザイン決定
- ロゴデータの納品
制作期間が短い「個人デザイナー」ですが、依頼する際に気をつけなければいけない事があります。
それは、「すぐにロゴ作成が可能かどうか」です。
「ロゴ作成会社」の場合、複数のデザイナーが在籍している為、一度に多くの依頼を受注できます。しかし、「個人デザイナー」の場合はたった一人。一度に受注できる数は、そんなに多くありません。
もし「受注可能」だったとしても、「予約でロゴ作成を受け付けている」場合もあり、実際に制作に取り掛かるのは数日〜数週間後…という事もあります。特に、人気の個人デザイナーは、常に受注でいっぱいの可能性が高いです。
「個人デザイナー」は基本的に制作期間が短いのですが、依頼しようとしたデザイナーがすぐに制作に取り掛かれないようであれば、別のデザイナーを探さなければいけません。
今回は、「ロゴ作成会社」と「個人デザイナー」のロゴ制作期間と工程についてご紹介しました。
次回は、「ロゴコンペサイト」と「ロゴ販売サイト」についてご紹介していきます。